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Vol.2 『コンドミニアムな生活』![]()
「ハレカイオキヘイ」にステイしている。 全室オーシャンビューの46室ほどのミニマムコンドだ。 目の前にはよく手入れされた芝生が広がっていて、ビーチ沿いにはもの凄く高いヤシの木が生い茂ってる。 夕日を見るには最高のセッテシング。 部屋には冷房がない。最初にチェックインした際に冷房がないことに気づき、 あわてて問い合わせしたところ 「ええ、ないですよー」 との明るい返事。 「大丈夫かなぁ?」 日本でエアコンまみれで生活していた体にとっては、なんだか不安にかられたけれど その日はしょうがなくそのまま寝た。 朝、目が覚めて最初に聞こえたのは波の音。 そんでもって部屋中をさわやかな風が舞ってる。 「気持ちいい~」 ベッドルームからキッチンを抜けてリビングルームにいくと ラナイから真っ青な青空にヤシの木が揺れてる。風が心地よい。 そう「風」だ。マウイは風が気持ちよい。
風を感じてるのに気づく。 トレードウィンドの影響かどうかわからないけど、 1日中心地よい風が吹いている。 現地の人に聞くと、1年中こんなもんらしい。 世界中からウィンドサーファーが 集まってくるのも納得。 思えば日本では風を感じることが少ない。 どちらかといえば建物自体、風をシャットアウトするように出来ている。 自然環境の違いもあるだろうが、風を感じる暇も余裕もないのが現実じゃないのかな? マウイは常夏の世界に浮かぶ「風の島」だ。 「風の島」にはエアコンは無用。 ということで2週間たった今、2人共エアコンの世界とは縁が切れている。
「夏休みに親戚の家に遊びに来てるのに親戚はいない」状態に似てる。 口うるさいおじさんも気を使うおばさんもいない。 当然走り回る子供もいない。 どんなにダラダラしてもOK! 好きな時に料理作って食事して、チップス食べながらTV見て馬鹿笑いしてもよし、好きな時に寝てもよし。 ただし人ん家だからねっ。 いつかは返すんだかんねっ。という感じ。 しかし2週間もたった今となっては、ほとんど自分の家と化している。 最近では、部屋に飾ってある絵さえも自分でかけた気がしてきてる。あぶない…。 |