Vol.3 『復活する日』 2001年10月1日 過去、一度マイケル・ジョーダンが引退すると発表した時、人々は不思議に思ったものだ。 「何故?」。 確かに全盛期は過ぎたにせよ、素人目にみても、まだまだ彼の実力は 他のNBAの選手に決して劣るものではなかった。 「もったいない…。」 そうつぶやいた人も少なくないであろう。 昔、都はるみが一時引退した時も同じ様な事を感じた…。 スポーツ&芸能関係でもよく起きているこの「引退」という出来事。 人はどういう時に「引退」を考えるのだろう。 ひょっとしたら人は自分の体を100%信じられなくなった時に「引退」を口走るのではないか…。 特にチャレンジしてる人は、自分のベストな状態を何度も体験してるのだから、 一般人に比べたら余計そうなのかもしれない…。 日曜日。 ラハイナの道をあてもなくドライブしてたら、 左手に綺麗な芝生が広がっているのが見えた。 思わず車を止めて近寄ると、そこは競技場だった。 ちびっ子軍団のアメフトの試合をやっていて、 どうやら、「ラハイナ・チーム」vs「ワイルク・チーム」の親善試合らしい。 子供達は本気だ! それを応援する大人も本気だ!緊迫した試合。結構おもしろい。 オフェンスとディフェンスの交代のシーンでも子供達は全速力で走る。もう、思いっきり…。 これ以上ないっていうくらいのスピードで走ってる。 「あぁ、もう本当に自分の体100%信じてるんだ…。」 思わずそう感じた。 自分の体を100%信じれるって凄いことだと思う。 きっと世の中で天才とか呼ばれてる人々は皆そうなのだろう。 勿論子供も。(子供は生まれつき天才だから、この際はずしとく。) ・・・・そして現在。
男は海を見つめてる。 幼い頃親に「そんなことばっかりしてるとバチがあたるよっ。」ってよく言われたっけ…。 毎日サーフィン三昧の生活に有頂天になっていた今日この頃、なんと首の筋を痛めてしまった アキヤン…。 それもサーフィン中ならまだしも、シャワーで頭洗ってるときに。情けないにもほどがある! 調子に乗りすぎたのか、はたまた歳なのか…。 静かに海を見つめる彼の背中は寂しい。 「マブナブロック(*1) 持ってきてよかったねー。」 *1:コリほぐす磁気治療器。 「・・・・・・・・・」 呼びかける声にも無言である。 ジョーダンも都はるみも復活した! 大丈夫。君もいけるよ。 復活する日はいつだー?! |