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Vol.6 『ハイクに引越し』![]() あっという間に引越しだ。 ミニバンに全財産を乗っけてキヘイからハイクへ…。 しかし、全財産がミニバンに乗ってしまうというのもどういうものか?! ハイクはホキーパの先にある緑の濃い「マウイのウブドの入り口」といった感じの場所。 自称亜熱帯植物マニアとしては楽しみな所であった。…が、しかし、マウイ滞在してまもなく、 50年ぶりの“デング蚊”が発生!
さされてから5日後に高熱がでるとかで 島中大騒ぎだ。 次々と患者が出て、 とうとうハイクでも出たらしい。 今や我々にとっては“タリバン”より “デング”である。 うーん…。まぁ、刺されるときは刺されるでしょう。 防ぎようないものだしね。 蚊取り線香や虫よけスプレーを山程買って、 いざ出発!! ハイクに近づくにつれ空気が変わっていく。 キヘイの乾燥した海辺のリゾートから、一変して緑の世界へ。 そろそろハイクにさしかかった途端、思わず「オーッ!」っと声が出た。 虹だ!! こんな大きな虹今まで見たことない! 端から端までカメラで3回に分けないと入らないくらい大きな虹。 なんでも、ハワイ州は別名「レインボーステイト(虹の州)」って呼ばれているらしい。 そういえば、車のナンバープレートだってお店の看板だって、虹の絵が描いてある。 それくらい虹が多いんだろうけど、こんな大きい虹を見たのは生まれて初めてだ。 ウェルカムレインボーに迎えられてハイクの町に入る。
新しい家はその名も「パイナップルコテージ」。 道路から脇道にはいって、コテージにたどり着くまでの専用道路がゆうに1kmはある。 窓にカーテンはない。…というかいらない。 だって見渡す限り、周囲に景色をさえぎる建物がないんだから。 BGMは朝は馬の鳴き声、夜はゲッコウの鳴き声のみ。静かなものだ。 タバコを買いに行くのに15分。その間信号なし。 近くにはサーファーとヒッピーがたくさん住んでいるお気に入りのパイアの町がある。 また、シーンが変わってきた。 楽しくなりそうだ。
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