Vol.13 『MAKAWAO』
  2001年11月17日

もともとはカーボーイタウンだったマカワオ
最近はオシャレなギャラリーや小物の店が立ち並ぶ、例のごとく「これ町?」というくらい小さな町。
マウイにしては都会的なスノッブな店が多い。
そして、ここにはなにかと縁が出来て通うことになった。

看板
GARY RYAN 診療所。
毎朝9:30、週3回、5週間通った。


Dr. Gary Ryan はマウイでは有名なカイロプラティックの先生。
ジェリーロペスなどとも親交が深く、スノーボードのBURTONチームのケアもしている。 長野オリンピックにも、BURTONチームの顧問医師として参加したそうだ。
マカワオにある彼の診療所は、清潔なたたずまい。いつも予約で一杯である。 アキヤンが首を痛めて調子が悪かった時、友人から教えられて以来通いだした。

痛めた当初、青ざめて弱り果ててた状態だったアキヤン。
カイロプラティックには日本でも通ったことがあるらしく(その時はイマイチだったらしい…)、イメージはあんまりよくなかった。 大体、先生自体が健康そうに見えない人がいたりするしね。
…が、Dr.Garyに会った瞬間、そのイメージはくつがえされる。

「オハヨウゴザイマス。」といきなりの日本語で登場したDr.Garyは、
大柄でしっかりとした体型で健康的でさわやかそのもの!
開口一番、「まずはレントゲンをとって見て、僕が治せるものかどうか見てみよう。
本来、このケースの場合は6週間かかる。
(我々には出発まで5週間しかないと伝えていた。)
もし見て僕の手に負えるようなら治療にとりかかろう。もし無理ならそう言う。
君達のお金と時間を無駄にしたくないからね。」
と言われた。

レントゲンを見て、なんとか95%までは治せると言われてホッ。
丁寧にカイロプラッティックとはなんぞや… の説明をうける。わかりやすい。
話をどんどん聞くうちに、不安だったアキヤンも最後は、
“どーぞ骨でも何でも折っちゃって下さい状態”になっていた。

治療自体はあっという間だが、全然痛くないらしい。
痛くないどころか、段々快感になっていく様子。
そのうち、「今日はゲイリー先生の所にいくんだ〜。」とウキウキと通い始めたのであった。
(最初ビビッてたくせに…。)
そして、ついに最終日。レントゲンを撮って確認。
レントゲン
写真ではわかりにくくて残念。
右が治療前、左が治療後。
曲がってた骨がまっすぐに!!

Dr.ゲーリー
Dr. Ryan Gary.
骨がうまく入る度に「パーフェクト!」と
叫んでガッツポーズするのが面白い。


治療無事完了。「今後の旅を楽しんで。また具合が悪くなったらいつでもおいで!」
笑顔で送り出してくれたのであった。Thank you so much Dr. Gary !!
こうしてアキヤンは、朝ゲイリー先生+昼夜マグナブロックのダブル効果で、復活したのでした。

本気で体痛めてる人にはゲイリー先生はお薦め。
<tel (808)-572-0986>「秋山の紹介で」というと割引してくれるよ。 “マグナブロック”は、
知り合いのAMWAYディストリビューターからでも買ってください。

さて、マカワオが縁の深い町になった理由はもう1つ。
こちらに来て、暇つぶしに描いたLargo氏(アキヤンのアート名)の絵。
当初は“スワップミート(フリーマーケット)”ででも売ろうかということで製作したのだが、
どうせだったら… と以前より気になっていたギャラリーに持っていってみた。

MAKAWAO外観
この建物の中にある。
オシャレでセンスのよい品揃え。

ギャラリー
"OLA'S makawao"

その店の名「OLA'S makawao」。 お店の看板の裏側には、チョークで、
"TODAY is the first day of the rest of your life !! "
(今日があなたの残された人生で、最初の一日である)
と書かれている。センスいい!

店に入ると、感じのよい明るい女性が1人。
「あなたはオーナーですか?」
「そうよ。」
「えーっと… ポップアートに興味ありますか?実は作品があるんですけど…。」
「ふ〜ん。どんな作品?今観せれる?」

車の中にあった13点の作品を持っていくと…。
「ウワォ!私こういうの大好き。どうしたらいい?あなた達は旅の途中なわけだし、
 現金で買い取った方がいいのか、チェックを送った方がいいのかしら?
 今日これ全部置いていってくれる? パートナーのジムにも相談したいし…etc。」

なんだか話はトントン拍子に進み、次の日もう一度行くことになる。

翌日、パートナーでもあるジムとも会い、2人共すごくいい感じで契約成立。
なんとLargo氏の絵はいきなりギャラリーに置いてもらえることになったのであった!!

「OLA'S makawao」は、シェリーとジムの2人が共同経営しているアートギャラリー。
マウイには珍しく(?)お洒落な店で、ポップアートやハワイのファインアートを扱っている。
雑誌などで、アメリカノベストギャラリー100に選ばれたこともあるという。

オーナーのシェリーは1975年、高校生の時マウイに初めて遊びに来た。
街の灯りもほとんどなく、人も極端に少なかった時代。ビーチに出た途端にこの地に一目ぼれ。
それ以来、本土に帰らず25年間マウイに住んでいるという。3児の母でもある明るい女性だ。
7年ほど前にギャラリー設立。当初、妹と2人でスタートした「OLA'S makawao」。
現在は、公私共々よきパートナーであるジムと一緒に共同経営している。

2人のモットーは、
「ストーリーを伝えること。アーティストが、その作品をどのような気持ちで製作したのか、
又どういう風にその作品に接して欲しいかを観る側に伝えたい。」
というもの。
全米はもとより、フランス、イタリアなどのアーティストを常時160人ほど抱えているらしい。
ちなみに、日本人ではLargo氏が初めてだそうである!!(パチパチ…。やったね!)
オーナー
オーナーのShari&Jim。最高に
親切な2人。アートにも造詣が深い。
いろいろ聞くと丁寧に答えてくれるよ。


アキヤン
ご満悦のLargo氏。
ギャラリー内には、早速
作品が飾られていた。


「OLA'S makawao」
     3673 Baldwin Ave.
     (808)-573-1334
     open 10:00 〜 18:00     (sun) 11:00〜15:00

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