Vol.34 『ライフスタイルの変化』 2002年4月26日 ここに来て、引越しをした。 あまりに居心地よく、幸せをかみしめてる毎日で、あっという間に1週間が過ぎている。 今までの宿も気に入っていたのだが、なんせ、シェアハウスなので、 台所、トイレ、シャワーは共同。特に我々は“離れ”を借りていたので、 夜間にもよおす時などは、懐中電灯を持って外を歩かねばならず、一苦労。 真夏のうちはともかく、最近は朝晩冷え込んできたので、辛くなってきたのだ。 「トイレ&シャワーのある部屋が夢だねぇ…。」 「まったくだ…。」 などと、低レベルな会話が毎夜なされていたのである。 会う人ごとに、「引越ししようと思ってるんだけど…。」と言ってたのだが…。 やはり、何事も言ってみるもんだ。 日本人がオーナーのその家がちょうど空いていたことを教えてくれたのは、 美枝子さん(バイロンベイ在住)だった。ありがとう!! かねてから引越し先を探していた我々は、速攻で移ることとなる。 今度の家は一軒家。 たぶん、旅に出て以来、一番良い宿ではなかろうか?
街中から車で5分。サーフポイントまで10分足らずで行ける! 家は3LDKで、夢のバスルームはなんと2つ、 広〜い庭がついていて、レモンの木やら、オレンジの木やらいろいろ生い茂っている。 BGMは、鳥と虫の声のみ。 一体何種類鳴いているんだろうっていうぐらい、たくさんの鳥の声が聞こえる。 朝目覚めた時に、鳥の声で起きるのは素敵だ。
ここに移って以来、不思議と朝早起きになった。 きっと、起きた時の気分が違うのであろう。 家に帰るのが楽しい。 なんとなく、心が穏やかになったような気がするし、リラックス度が大いに加速してる。
やはり、日本人には、部屋の中土足っていうのは疲れる。服なんか床に置けないもんね…。 なんたって、部屋が広〜い!! これで、家賃が前の家にちょっと足しただけというのはスゴイ。 つくづく思うけれど、ライフスタイルというのは、変化した後に初めて実感が湧くものだ。 それまでは、前の家が結構気に入っていたわけで、さほど不満には感じてなかった。 ライフスタイルが向上して初めて、過去の自分達を冷静に見る余裕が出きる。 そしてその時に気づくことが沢山ある。 やはり、人間は環境に左右される動物なのだ。…怖い。 たまには、意識的にライフスタイルを向上させることも大事かも。
朝早く起きて、食事してサーフィンに行く。 ご飯食べて昼寝して、またまたサーフィンして、夕飯食べて…、 と殆ど食事とサーフィンしかしていない。 気楽なもんである。 こんなことでいいのかっ! 世間様に申し訳ないっ! と思うことは・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・残念ながら、ほとんどない。 だって、その為に今まで働いてきたのである。 バイロンベイは快適なんだけれど、一つ問題なのは、情報が全然無いこと。 オーストラリアに来て以来、TV&新聞等は全然見ていない。 インターネットなど、家に電話線自体がないんだから、できるわけもない。 世界情勢も、芸能ニュースも、すべて蚊帳の外である。 情報は口コミのみ、というシンプルライフ。 それでも、なんとかなってるんだから、大丈夫なんだろう。 旅に出て早7ヶ月。 自分の好きなことしかやってない、そんな時間を過ごせてることに感謝! |