Vol.37 『常夏の島へ再び』
  2002年5月24日

パラダイスからパラダイスへ…。

オーストラリアからハワイに辿り着いたのは9日の深夜。
真夜中に着いたにもかかわらず、オアフのイミグレーションは混んでいた。
ディズニーランドのアトラクションばりに人が並んでいる。
待つこと約1時間。ようやく順番が来たかと思うと、今度は質問攻め!
どうやら不審人物と思われたらしい。イヤな感じだ。
なんやかんやと因縁をつけられ散々待たされた挙句、ようやく開放された時には、
空港を出たのは我々が最後であった。思わず怒り爆発!!

そんな状態だったので、空港を出た時、知明(ちあき)ちゃんを発見した時はうれしかった。
「電話ぐらいしろよなぁ〜。出てこないから日にち間違えたかと思ったよ。」
笑いながら迎えてくれる。知明ちゃんがそう言うもの無理もない。
なんせメールでオアフ到着を知らせたっきりなのだから…。
それでも迎えに来てくれている。知明ちゃんはそういう人だ。

オアフ島では、橋本邸にお世話になった。
仕事仲間でもあり、遊び仲間でもある橋本 知明&緑ちゃん。
北海道は小樽に家を持ち、1年半程前からオアフ島に移り住んでいる。
スノーボードとサーフィンを両方楽しむ生活。羨ましい…。
サユリとアユミという、カワイイ2人の娘の親でもある。
橋本家
橋本家のリビングにて。
夜な夜な話がはずむ。
子供達
夜は子供達と雑魚寝。

前回、オアフ島に滞在した時も、たびたびご馳走になった緑ちゃんの料理は最高だ。
「今日のご飯は何?」と臆面もなく尋ねる変な大人2人組。

さぞかし子供達も不思議だったことであろう。
滞在中、実に橋本家のリビングの3分の1は、我々の荷物で散らかりまくっていたのである。
ほとんど “橋本家の子供” と化していた我々。本当にお世話になりました。

オアフ島の波は良かった。前回のオアフ島では、波に当たらなかったので、
今回初めて、“波のあるワイキキ”というのを堪能出来た。
なによりも、海の水が温かいのがうれしい。水着で入れる!
やっぱり、常夏というのは素晴らしい。再び夏の世界に戻ってきた。

*     *     *     *     *

マウイ島に入ったのは13日。
それからはあわただしい日々だった。
日本からマウイ島に大勢の仲間が登場して、久々の再会。

ホテル
「ホテル・グランド・ワイレア・リゾート&スパ」
ホテル
ホテル内の風景。
ちゃんとしたホテルに久しぶりに足を踏み入れて、クラクラした。
いわゆる“リゾート”という世界である。
キレイな真っ白なタオル、冷蔵庫には飲み物が目一杯入っているし、
バスタブは広いし、バスローブはついてるし、エアコンは効いてるし。
そんなこと当たり前なのだけれど、感動している自分に驚く。

オーストラリアで、思いっきりのんびりした素朴な生活を送っていたので、
正直いって、最初はついていけなくて困った。
それでも、仲間との再会はうれしかったし、日本の情報が聞けたのはうれしい。
ようやく、日本のスピードやリゾートスタイルに慣れたかと思うと、
たくさんの雑誌や本を置きみやげにして、皆、嵐のように去っていった。

*     *     *     *     *

その後、キヘイの斉田夫婦が経営する「OHANA」に宿泊。
斉田家
「OHANA」。
斉田家
部屋の中。右手奥にベッドルームが…。
快適だよ〜。
ようやくマウイ島に帰ってきた気がしてくる。
斉田家の隣にある「OHANA」は、快適空間。
大家さんである斉田家の人々は、底抜けに明るい。
ローカル気分を感じたい人には、ピッタリの場所であろう。

ここで思わぬ問題発生。
今まで使っていた、インターネットの現地プロバイダーが、突然無くなったのだ。
急遽、MAUI NET(マウイのプロバイダー)に入ることになり、只今連絡待ちの状態。
PCが繋げれないというのは本当に不便だ。
こんなに世界が狭くなっているのだから、もっとオールラウンドなシステムが出来ても
よさげなのだが、とかく人間社会は利害がからむと複雑になるものらしい。

*     *     *     *     *

そうこうしているうちに、またまた引越しをした。
今度のステイ先はマアラエア。
目の前は、“世界で一番早い波”と言われるマアラエアのポイントだ。
ベランダ
部屋のベランダ。
部屋
「MAALAEA KAI」

部屋からは、椰子の木と海が見える。
聞こえてくるのは波の音だけ…。
こういう景色を観ると、やはりハワイは優れてるなぁと思う。

ここのところ波が無いのだが、オーストラリアで波が無い時は、
さて、何する?という感じだが、マウイは、ただそこに気持ち良くじっといれる。
ここには確かに、“常夏の島のリズム”が流れているのだ。
MAUI TIMEが体に染みてくる。

昔大好きだった彼女に再会した気分だ。
久しぶりに会ったら、彼女は全然変わってなかった。
今は、ただ、この心地よいリズムに身を任せたい。

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