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Vol.37 『常夏の島へ再び』![]() パラダイスからパラダイスへ…。 オーストラリアからハワイに辿り着いたのは9日の深夜。 真夜中に着いたにもかかわらず、オアフのイミグレーションは混んでいた。 ディズニーランドのアトラクションばりに人が並んでいる。 待つこと約1時間。ようやく順番が来たかと思うと、今度は質問攻め! どうやら不審人物と思われたらしい。イヤな感じだ。 なんやかんやと因縁をつけられ散々待たされた挙句、ようやく開放された時には、 空港を出たのは我々が最後であった。思わず怒り爆発!! そんな状態だったので、空港を出た時、知明(ちあき)ちゃんを発見した時はうれしかった。 「電話ぐらいしろよなぁ〜。出てこないから日にち間違えたかと思ったよ。」 と 笑いながら迎えてくれる。知明ちゃんがそう言うもの無理もない。 なんせメールでオアフ到着を知らせたっきりなのだから…。 それでも迎えに来てくれている。知明ちゃんはそういう人だ。 オアフ島では、橋本邸にお世話になった。 仕事仲間でもあり、遊び仲間でもある橋本 知明&緑ちゃん。 北海道は小樽に家を持ち、1年半程前からオアフ島に移り住んでいる。 スノーボードとサーフィンを両方楽しむ生活。羨ましい…。 サユリとアユミという、カワイイ2人の娘の親でもある。
前回、オアフ島に滞在した時も、たびたびご馳走になった緑ちゃんの料理は最高だ。 「今日のご飯は何?」と臆面もなく尋ねる変な大人2人組。 さぞかし子供達も不思議だったことであろう。 滞在中、実に橋本家のリビングの3分の1は、我々の荷物で散らかりまくっていたのである。 ほとんど “橋本家の子供” と化していた我々。本当にお世話になりました。 オアフ島の波は良かった。前回のオアフ島では、波に当たらなかったので、 今回初めて、“波のあるワイキキ”というのを堪能出来た。 なによりも、海の水が温かいのがうれしい。水着で入れる! やっぱり、常夏というのは素晴らしい。再び夏の世界に戻ってきた。 マウイ島に入ったのは13日。 それからはあわただしい日々だった。 日本からマウイ島に大勢の仲間が登場して、久々の再会。
いわゆる“リゾート”という世界である。 キレイな真っ白なタオル、冷蔵庫には飲み物が目一杯入っているし、 バスタブは広いし、バスローブはついてるし、エアコンは効いてるし。 そんなこと当たり前なのだけれど、感動している自分に驚く。 オーストラリアで、思いっきりのんびりした素朴な生活を送っていたので、 正直いって、最初はついていけなくて困った。 それでも、仲間との再会はうれしかったし、日本の情報が聞けたのはうれしい。 ようやく、日本のスピードやリゾートスタイルに慣れたかと思うと、 たくさんの雑誌や本を置きみやげにして、皆、嵐のように去っていった。 その後、キヘイの斉田夫婦が経営する「OHANA」に宿泊。
斉田家の隣にある「OHANA」は、快適空間。 大家さんである斉田家の人々は、底抜けに明るい。 ローカル気分を感じたい人には、ピッタリの場所であろう。 ここで思わぬ問題発生。 今まで使っていた、インターネットの現地プロバイダーが、突然無くなったのだ。 急遽、MAUI NET(マウイのプロバイダー)に入ることになり、只今連絡待ちの状態。 PCが繋げれないというのは本当に不便だ。 こんなに世界が狭くなっているのだから、もっとオールラウンドなシステムが出来ても よさげなのだが、とかく人間社会は利害がからむと複雑になるものらしい。 そうこうしているうちに、またまた引越しをした。 今度のステイ先はマアラエア。 目の前は、“世界で一番早い波”と言われるマアラエアのポイントだ。
部屋からは、椰子の木と海が見える。 聞こえてくるのは波の音だけ…。 こういう景色を観ると、やはりハワイは優れてるなぁと思う。 ここのところ波が無いのだが、オーストラリアで波が無い時は、 さて、何する?という感じだが、マウイは、ただそこに気持ち良くじっといれる。 ここには確かに、“常夏の島のリズム”が流れているのだ。 MAUI TIMEが体に染みてくる。 昔大好きだった彼女に再会した気分だ。 久しぶりに会ったら、彼女は全然変わってなかった。 今は、ただ、この心地よいリズムに身を任せたい。 |