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Vol.104 『Ocean Front』
 2003年7月11日

波乗りする為に滞在するなら、断然、『オーシャン・フロント』がいい。

いろんな場所で波を探す日々を送ってから、特にそう思うようになった。
早朝起きてポイント・チェックに行かなくても、目の前に海があるというのは
極上のシチュエーションだ!

虹
ハワイでは、「虹」を本当に良く観る。
虹
Waikikiビーチにかかる「虹」。

特に混雑するワイキキ地区では尚更のこと。
さすがにAmsterdamから入ったおかげで“街慣れ”はしているが、
今更、外をうろつくのも面倒だし、買い物欲も無い。
ここでは、のんびり海へのリハビリも兼ねて、ボーッとしたいところなのである。

それなのに、とある日、我々は引越しをした。
場所は同じ「Waikiki Shore」だが、『Studio』からその名も『Ocean Front』の部屋へ
移動したのだ。同じホテル内なので移動は簡単。

実は、以前この部屋を見る機会があって、その時に一目惚れ!
ただし2ベッドルームなので、2人にはチト広い。しかも予約で一杯だった。
それでも、いつかは絶対泊まろう!と思っていた夢の部屋なのであった。

ところが…、世の中、やはりタイミングというのはあるものだ。
ある日マネージャーのトレイシーからTELがあり、たまたまキャンセルが
出たから部屋が空いたとの朗報が届き、ついでに、日本から妹ノブちゃん
旦那を連れてやってくるとの話が…。
もともとなんの計画性もなく、流れに身を任せてる我々としては、
断る手立てもない。大喜びで移動した。

部屋
左は、ダイヤモンド・ヘッドが一望!
部屋
海に囲まれて…。

部屋はコンドミニアムにしてはなかなか立派。
でもそんなことより何よりも素晴らしいのは、目の前に広がる海・海・海!
まさにワイキキ・ビーチが一望できる感動的な景色なのだ。


バルコニー

バルコニー。
ワイキキビーチ
思わず、ジョギングしたくなる?

1Fのビーチへの入口にはサーフラックもあり、ボードを持ってドアを開けたら、
即ビーチ… というのもうれしい。しかもここは、言わずと知れたザ・ワイキキ
文明は十二分にあるし、ビーチ沿いなのに虫も居なくて清潔ときている。
部屋にはエアコンが効いてるし、相当いい感じだ。

朝、ベッドで目覚めると、まず視界に入るのは海。
ガラス張りの部屋からは、そのままポイント・チェックが出来る。
そこで波や人の数をチェックして、空いた頃を見計らって海に出る…。
苦労して海に通っている人には殴り殺されそうな(笑)シチュエーションである。
リビング&キッチン
リビング・ルーム。

リビングには快適なソファがあり、
「料理の鉄人」の撮影が出来そうな
くらい広いキッチンも付いている。
勿論、電話もTVもあるし、
冷蔵庫、キッチン用品一揃い、
洗濯機&乾燥機もすべて完備。
きっと、“何一つ不自由のない生活”
というのはこういうのを言うのだろう。
お茶目なヤッシー
弟ヤッシー登場!
アムスからのおみやげパンツを穿く
お茶目な奴。
爆睡のアキヤン
リビングにて。語り合っているのか?と
思いきや、爆睡しているアキヤンであった(笑)。

そこに登場したのが、ノブ&ヤッシー
旅に出て驚いたことの1つに、“知らないうちに弟が出来ていた”というのがあった(笑)。
そう、いつのまにやら、妹ノブは結婚していたのだ。
ネパールでは残念ながら合流出来なかったけど、今回、遂にハワイに登場!

「ゾウに乗れなかった貴方に…。」とのメッセージ付きで渡した
Amsterdamからのおみやげヒンシュクパンツを、喜んで(?)穿くヤッシー
なかなかお茶目な奴である。最近、サーフィンを始めたらしく、
この部屋にもかなり興奮している様子だ。

ハワイのダイエー
ご存知「ダイエー」
日本の食材なら何でも揃う。
調理中の3人
遊びに来たのに食事を作らされてる
大原、ノブ、きみえの3人。

広〜いキッチンもあることだし、まずは「買出し」に「ダイエー」に行く。
オアフ島が凄いのは、日本の食生活がかなり完璧に送れることである。
「寿司」のグローバル化で、世界中、大抵の場所で「しょうゆ」や「わさび」や「海苔」が
買えるようになったのはうれしい誤算だが、この島ほどなんでも手に入る所は
他には無いだろう。なんといっても「アロハ豆腐」とか「アロハ納豆」が
あるくらいなのだから…。

実際、島内に日本の食材が買えるお店は多い。
だけど、値段と品数からいくと、どうしてもここになってしまう。
「ダイエー」でたっぷりと買い物して、極楽コンドミニアム生活は始まった。
部屋にはおみやげでもらったお菓子や雑誌が溢れ、幸せ一杯(笑)。
こうして、事態はにわかに“飽食の時代”となっていったのであった。

ビーチでのBBQ
バーベキューを楽しむ一時。
夕方の空
空を眺めるのは楽しい。

さて、ビーチライフと言えば、バーベキューがお約束。
いつも思うのだけれど、オープン・エアーな空間で食べるご飯は、
なんであんなにおいしいと感じるのだろう…?
きっと、それは気の会う仲間が集まるからなのかもしれない。

ある日の夕方のこと。
橋本夫婦や地元の知り合いがバーベキュー・パーティを開いてくれた。
その間、海に入りたい人は波乗りしたり、フリスビーしたり、
話に花が咲いたりと、おのおのが好き勝手に自由な時間を楽しむ。…平和。
都会のビーチ沿いの公園で、こうしてのどかに過ごすのもいいものだ。
ここは安全且つ安心な空間なのだと、今更ながら、実感できる。

それにしても、ノブ&ヤッシーの滞在は1週間余り。
いろいろ連れてってあげたい所もあるけれど、時は瞬時に過ぎていく…。
せっかくだからと、一応、アラモアナに買い物に行ったりはしたものの、
基本的には部屋の中で過ごすことが多かった。

夕焼け
部屋からは夕焼けがバッチリ観える!


夕焼け

大好きな時間。

ワイキキの喧騒が気にならない空間。
海にもの凄く近いのに、快適で清潔な文明生活。
毎日、部屋から美しい夕焼けが眺められる…。
有りそうで他にはなかなか無い、まさしく極楽空間!!

そんな一時をノブ&ヤッシーと過ごせて良かった。
“また、いつかここに来たいね。”そう言いながら、彼らは日本に帰っていった。
早いなぁ〜、ホント(笑)。

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